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2021.10.25
こんにちは。
革製品修理のleather repair sincera(シンセラ)です。
ここ最近更にぐぐっと冷え込みましたね。
お鍋が恋しい季節です
先々週、一旦秋物の服だけだして衣替えしましたが
今日慌てて冬物も全部ひっぱりだしました
さて、今回のお品はこちら!
CHANEL(シャネル) ビンテージフリンジマトラッセ 黒
CHANEL(シャネル)のマトラッセ…
1929年に誕生し、現在も絶大な支持のあるアイテムです
カジュアルにもパーティーシーンにも使えて
更に年齢も問わない…
親子何代にも渡って引き継げる…(ここ大事です。)
まさに究極の一品!
マトラッセはフランス語でキルティング素材を意味します。
表裏2枚の生地を別糸で接合するように織ることにより
膨らんだ美しい模様が出来上がることから
日本では「ふくれ織り」といわれています
もともとは素材をしっかり固定することを
目的とした縫い方だったのですが
後にCHANELに起用されたことにより
デザインとしての良さにも注目されました。
今や「CHANELといえばマトラッセのチェーンバッグ!」
といえるほど、CHANELを象徴したデザインです。
そもそも、女性用のショルダーバッグは
CHANELから誕生したようです
その頃主流だったハンドバッグでは
両手が使えなくて何かと不自由だったことから
肩から提げられて両手が使える便利なバッグを
ココ・シャネル自身が作ったそうです。
そこに「マトラッセ」が使用され人気が出たことによる影響で
女性用ショルダーバッグの認知も増えることになったとか
さて!今回はそんなマトラッセのチェーンショルダーの
メンテナンスのご依頼でした。
いつもの塗装補修ではなくメンテナンスでしたので、
革自体の風合いや手触りを損なうことなく
蘇らせることができました!
塗装補修をすれば、ピカピカの状態になりますが
やはり革独特の質感は少し変わってしまいます。
特に変わるのは手触りですね。
できる限りの綺麗な状態までいかなくても
普段使いができる程度まで
手触りなど変わらずに蘇らせたい!
という場合、メンテナンスはとってもおすすめです。
※色やコンディションによっては対応できない場合がございます。
正面からのお写真では分かりづらいですが
斜めから見るとスレにより少しザラつきがあり
革も乾燥していました。
\ 斜めから /
\ 斜めからPart2 /
革がパサパサな感じがしますよね。
乾燥しています。
更にスレによって色が抜けてしまい
元々黒色のはずが、ネイビーっぽく見えます
最初手に取った時「黒?紺?」と迷いました…
こちらをメンテナンスすると…
↓ ↓ ↓
\ メンテナンス後 /
\ 斜めからafter /
\ 斜めからPart2after /
ネイビーっぽくなっていたのも
見事に解消され黒が蘇りました!
革が潤っている感じが出てます♡
手触りも革の質感を失っていません♡
画像では伝わらないのが残念…
ビンテージの場合、
違和感にならないくらいのメンテナンスもいいですね
これならお出かけの際使ってもOKです!
今回は、お客様のご要望をお伺いし
メンテナンス補修という方法を取りましたが
ご依頼いただく際は、
お客様が蘇らせたいイメージをお伺いして
最適な補修方法をご提案させていただきます。
補修依頼なんて初めて…という方が多いと思いますので
高額な費用がかかってしまうのでは?と
不安に思うかもしれませんが、ご安心ください!
まずはメールやLINEから
無料お見積もり依頼いただければと思います
金額と施工内容をしっかりご説明させていただきますので
補修するのか、はたまた買い直すのか
選択肢のひとつとして考えるための材料にしよう!
程度の軽い気持ちで全然OKです
傷がついたり色が褪せてしまったけど
直るなら使いたいなぁ〜
なんてお品がもしあれば
ぜひ一度お問い合わせください。
お待ちしております
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leather repair sinceraではあらゆる種類の革製品の修理を承っております。
お客様の使い方やご要望、ご予算などによって、
革修理専門店ならではの様々なご提案をさせて頂きます。
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