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2023.12.08
こんにちは。
革製品修理のleather repair sincera(シンセラ)です。
いつもブログをご覧頂きありがとうございます。
実際の革製品の修理実績をブログを通してご覧頂くことにより、
ご安心してお見積もりを出して頂けるように情報をお届けして参ります。
今回はCELINE(セリーヌ)フォルコキュイル トリオンフの補修事例をご案内いたします。
◆CELINE(セリーヌ)トリオンフ
CELINE(セリーヌ)の名作の一つとされる〈トリオンフ〉
トリオンフとはフランス語で【凱旋】という意味で
トリオンフは正に
パリの凱旋門を囲むチェーンから着想を得て作られたモチーフです。
2019年にCELINE(セリーヌ)のクリエイティブディレクターに就任した
エディスリマンが手掛けました。
現在のCELINE(セリーヌ)のアイコンと言えるデザインで
クラシカルかつ洗練された上品な印象です。
◆今回のご依頼
今回はCELINE(セリーヌ)のフォルコキュイル トリオンフの
前面ロゴ部分のスレ補修のご依頼をいただきました。
まだ購入されて数回の使用とのことですが
気付かないうちに擦れ傷ができてしまったとのこと。
スムースカーフなので滑らかな革にできた傷は目立ちます…
これは大変ショックですよね。
このまま使い続けるのはやはり気分も上がらないと思います。
でも全体的にはとても綺麗な状態なので
全体的に塗装するのは避けたい…
ということで、部分的に塗装をさせていただき
傷を目立たなくさせていただきました。
↓ ↓ ↓
【Before】 | 【After】 |
傷もすっかり目立たなくなりました!
今回のような小さな傷や色褪せなど
範囲が狭いので全体を塗装するより簡単そうに見えますが
実は全体を塗装するよりとても気を使います。
なぜなら、元のお色との色差が目立たないように
馴染ませなければいけないからです。
オリジナルと同じ塗料を使用しているわけではないので
“全く同じ色”を作ることはやはりできないのですが、
あまりに違うと、塗装したところが浮いて違和感が出てしまうので、
少しづつ調整しながら色を合わせていく必要があります。
今回、うまく傷が隠れすことができて本当によかったです。
これからもたくさんご愛用いただけると嬉しいです。
この度はご依頼くださりありがとうございました。
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お客様の使い方やご要望、ご予算などによって、
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