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Case study

修理事例

2021.09.16

-革のお話/本革と合皮の違い-

こんにちは。

 

革製品修理のleather repair sincera(シンセラ)です。

 

今回は【本革】【合皮】についてお話ししたいと思います🤓

 

そもそも、本革とは?合皮とは?についてまずご説明💡

 

『本革』

牛革・羊革など動物の革全般を本革(天然皮革)といいます。

革本来の風合いを楽しむことができ、

トラ(=生きている間にできたシワ)や

色の濃度の違いなど、自然で生まれたものだからこそ味わえるものがあります。

また、ヌメ革の時にもお話ししたエイジング(経年劣化)を楽しむことができます。

 

『合皮』

天然の布地に合成樹脂を塗布し、

表面を天然皮革に似せたものを合皮(合成皮革)といいます。

合皮によく使われるポリウレタンは空気中の水分と結合し経時劣化します。

これを「加水分解」といい、

製造時に使用した接着剤が溶け出してベタベタに…なんてことも。

寿命は製造から3年程度といわれています。

 

次に、メリットデメリットについてです。

 

本革メリット

■長持ちする

■高級感がある

 

本革デメリット

■雨に弱い

■いい革ほど高価になる

 

合皮メリット

■雨に強い

■手入れが楽

■安価

 

合皮デメリット

■安っぽい見た目

■すぐに劣化し長くは使えない

 

どちらもメリットデメリットがあるので

 

一概に「絶対こっちがいい!」とは言えませんが

 

使うアイテムによって、どちらの素材を選択するかは

 

しっかり見極めたいとこですね🧐

 

最後は見分け方についてですが

 

■表面を間近で見て毛穴がないか確認!

→本革は動物の皮膚なので、革をのばしてよーく見ると毛穴が見えます。

合皮は表面に型押しして革の見た目を作っているので毛穴がありません。

 

■断面を見る!

本革は断面が少し毛羽立っていたり繊維質です。

合皮は布と樹脂の層が見てわかるので、それを隠すために

断面にしっかり染料が塗られています。

※本革でも製品によっては、断面を染色している場合もありますが、

部分的に毛羽立っている箇所があるはずです。

 

■折り曲げてみる!

本革の場合、表面を折り曲げる事によって

毛穴や断面の模様がわかりやすく出てきます。

また、自然な細やかな皺ができます。

合皮の場合、表面の凹凸が伸びるだけだったり

皺ができにくかったり、不自然な大きな皺が出ることが多いです。

 

などなど…

 

他にも様々な確認方法がありますが、

 

ぜひお手持ちの本革・合皮製品で確認してみてください☝️

 

いかがだったでしょうか?

 

革の世界は奥深いです…

 

そして知れば知るほど面白いです😇

 

またこれからも革情報などご案内できたらと思いますので

 

ぜひ見てください🐮🐂🐮

 

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leather repair sinceraではあらゆる種類の革製品の修理を承っております。

 

お客様の使い方やご要望、ご予算などによって、

 

革修理専門店ならではの様々なご提案をさせて頂きます。

 

まずはお気軽にお問い合わせください。

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