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2021.11.19
こんにちは。
革製品修理のleather repair sincera(シンセラ)です。
今回は、最近お問い合わせの多いセリーヌ(CELINE)のメンテナンス、修理、クリーニング
について詳しく解説していきたいと思います。
セリーヌ(CELINE)の歴史
セリーヌ(CELINE)は、1945年フランス、パリにセリーヌ・ヴィピアナが夫と始めた子供向け高級靴として創業。
人気になるとともに、レディース靴、アクセサリー、香水、バッグとアイテムを増やしたラグジュアリーブランド。
革には、牛革の中でも特に質が良く、キメが細かい手触りの良い『カーフスキン』を使用しています。
ラインナップには、幅広い世代に人気の『ラゲージ』や、代表的なバッグでシンプルなカラーやサイズバリエーションが多い『カバ』、ポーチを3つ組み合わせたミニショルダーバッグの『トリオ』があります。
修理について
セリーヌのバッグ、財布等の修理方法は、
①セリーヌ正規店での修理
②修理専門店での修理
の2種類があり、セリーヌのオリジナルパーツで修理希望の場合、メーカー修理をお勧めします。
その際、ギャランティーカードや保証書が必要になる場合がありますので、一緒に持参しましょう!
セリーヌ正規店での修理をご希望の場合、セリーヌ正規店へ直接持ち込むか、セリーヌの公式サイトに修理受付が記載されているページからメールで問い合わせやお電話してみましょう。
修理専門店ではセリーヌのオリジナルパーツの再利用や類似パーツでの修理、交換となります。
セリーヌ正規店の修理より料金が比較的安く、納期が短い場合がありますので、
お見積もりでお問い合わせしましょう!
・セリーヌ公式サイト
ttps://stores.celine.com/ja_jp/home
セリーヌ正規店での修理の特徴
バッグ修理専門店の特徴
セリーヌのバッグ修理
当店letter repair sinceraでの依頼が多い修理をご紹介します。
ループ交換、ファスナー交換、うち復路交換は修理やお問い合わせを多く頂きます。
ほつれ縫い
擦れる部分や力がかかる部分は、糸がほつれたり、切れたりします。
その場合、ほつれた箇所を同じような糸色で、再度縫うことができます!
根革交換
セリーヌのバッグの両面等にあるショルダーベルトを取り付ける部分を『根革』と呼びます。
バッグ修理専門店では、非常に多くご依頼がある部分の修理になり、
修理方法は革をつないだり、新しく作ったりと様々あります。
その場合、似たような革で同じような形で作成交換しますが、片側が切れた際はもう片側も傷んでいることが多いので、
両方の交換をお勧めしております。
パイピング補修
バッグの縁や角部分に革で、擦り切れて中のプラスチック部分が見えてしまうことがあります。
全体を修理することも可能ですが、革が破れた部分のみを似たような革を当てて補強することが可能です!
ファスナー交換・スライダー交換
ファスナーを閉めても開いてしまいます。金具の破損、ファスナー生地の破れ等は、
本体から取り外して新しいファスナーを取り付けます。
ファスナー交換後、元からついているセリーヌの引き手が再利用できる場合、再利用します。
ファスナーを開け閉めする際に動かす金具の破損、閉めても開いてしまう場合、スライダーを交換します。
クリーニング・カラーリング
クリーニングは、長年の使用による黒ずみ、色落ち、汚れは水洗いではなく革専用クリーナーを使い、
デリケートな革でも傷をつけることなく汚れを除去することが可能です!
同時に、保湿効果もあるため、乾燥による革のひび割れなども防ぐことができ、革本来の良い状態を保つことが可能。
カラーリングは、長年の使用による黒ずみや四隅やスレによる部分的な色落ち変色を
クリーニング後にカラーリングします。
状態のいい部分に合わせて補色し、色入れ方法も革も風合いや素材に応じて行います。
また光沢感を調整し、元の綺麗な状態に近づけます。
気になる部分のみのカラーリングや全体のカラーリングも承っております!
部分カラーリング(部分補色)
バッグは、表面を型押しされた革になっており、表面の付着した汚れを落とそうとし汚れ落しで拭いたところ、
表面の凹凸部分が色落ちする場合があります。
全体を塗ってしまうと元と同じように仕上げるのは困難なので、周りに合わせて部分的にカラーリングしています。
部分カラーリング後は、周りとだいぶ馴染んだ仕上がりとなります。
いかがだったでしょうか?
今回は、セリーヌのメンテナンス方法や、お見積もりなどについて解説させて頂きました。
最後に過去に施工したセリーヌの施工事例をご案内します。
ぜひ参考にして修理、メンテナンスをご検討下さい。
CELINE(セリーヌ) ラゲージの施工事例
こちらのコバ補修のご依頼でした。
\ ハンドル部分 /
\ サイド部分 /
/ ひび割れ… \
せっかくの高価なお鞄も
コバがないとキリッとした雰囲気がなくなってしまいます…
ということで、元の綺麗なコバを取り戻すため
補修させていただきました!
↓ ↓ ↓
\ after✨ /
\ ハンドル部分after /
\ サイド部分after /
コバ剤は乾燥すると色が濃くなるので
元の色から浮かないよう
乾いた時のお色味を確認しながら塗り重ねていきました💡
しっかりついたコバで
これからも安心してお使いいただけるかと思います!
ご依頼ありがとうございました。
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