トップ > 修理・オーダー事例
2021.11.22
こんにちは。
革製品修理のleather repair sincera(シンセラ)です。
いつもブログをご覧頂きありがとうございます。
実際の革製品の修理実績をブログを通してご覧頂くことにより、
ご安心してお見積もりを出して頂けるように情報をお届けして参ります。
今回ご案内するのは…
Louis Vuitton(ルイヴィトン)の修理について!
ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)の修理依頼で特に多いお問合せは【モノグラムライン】です。
モノグラムラインの特徴は、ヌメ革をバランス良く配置したデザインとしっかりとした作りです。
しかし、いくら「しっかりした作り」といえど、日々お使いいただいたり経年することにより、
「ヌメ革の根革が千切れてしまった」や「持ち手が傷んでいる」など多くのトラブルは起きてしまいます😵
今回はルイヴィトンの特徴や修理方法・箇所毎の金額などを交えながら補修事例のご案内をしたいと思います。
また、leather repair sincera(シンセラ)では、バッグ・財布の修理だけではなく、
ポーチ、キーケース、小物ケースなどの修理も受け付けておりますのぜひでご相談ください。
Louis Vuitton(ルイヴィトン)の特徴
ルイヴィトン(Louis Vuitton)は、フランスのファッションブランドで、
旅行用トランク専門店として始まり、現在では鞄を始め、衣服や財布など幅広いアイテムを生み出しています。
代表的なラインナップ「ダミエ、ヴェルニ、モノグラム、エピ」などのバッグや財布は日本でも大変人気があります。
修理について
ルイヴィトンのカバンやお財布などの修理方法は、
①ルイヴィトン正規店での修理
②修理専門店での修理
の2種類があります。
ルイヴィトンのオリジナルパーツで修理希望の場合、①ルイ・ヴィトン正規店でのメーカー修理をお勧めします。
その際は、ルイヴィトンの正規店へ直接持ち込むか、
ルイヴィトン公式サイトの修理受付が記載されているページからメールで問い合わせや電話をしてみましょう!
※もし直接持ち込む場合「ギャランティーカード」や「保証書」が必要になるかもしれませんので一緒に持っていきましょう。
●ルイヴィトン公式アフターサービスルーム
https://jp.louisvuitton.com/jpn-jp/repair
②修理専門店で依頼する場合は、ルイヴィトンのオリジナルパーツの再利用や類似パーツでの修理、交換となります。
正規店での修理より料金が比較的安く、納期が短い場合がありますので、まずはお見積もりでお問い合わせしましょう。
ルイヴィトンの正規店での修理のメリットデメリット
バッグ修理専門店での修理のメリットデメリット
ルイヴィトンのバッグ修理
当店に依頼が多い修理をご紹介いたします💁♀️
◆バッグのほつれ縫い
擦れる部分や力がかかる部分は、糸がほつれたり、切れたりします。
その場合、ほつれた箇所に同じような糸色で再度縫うことが出来ます。
◆バッグの根革交換
バッグのショルダーベルトを取り付ける部分を「根革」と呼びます。
根革は、荷物の負荷が掛かる部分なので、革が破れたり、千切れてしまいます。
その場合、似たような色の革やヌメ革で同じような形で形成し交換しますが、片方が切れた際は、
もう片方も傷んでることが多いので、両方交換することをお勧めします。
◆バッグのパイピング補修
バッグの縁や角部分の芯材を革で包んでいる箇所のことを【パイピング】といいます。
縁や角はスレやすい箇所なので、パイピングが擦り切れて中のプラスチック部分が見えてしまうことがあります。
全体を修理することも可能ですが、革が破れた部分のみを似たような革を当てて補強することも出来ます。
◆バッグの持ち手交換
当店でも多く依頼がある修理の一つです。
負荷がかかりやすい部分なので、長年の使用で持ち手が痛み、
千切れたり革がボロボロになったりしますので同じような色や形で作り直し交換します。
◇バッグのヌメ革部分の交換
ヌメ革は経年変化により艶や光沢が出る革ですが、使用により水シミができたり持ち手が黒くなることも多いです。
こういった場合、作成・交換することにより、綺麗に修復することが出来ます。
持ち手以外にもベルト、タグベルトなどヌメ革部分は交換可能です。
◆バッグのファスナー交換・スライダー交換
ファスナーを閉めても開いてしまう😵
金具の破損してしまった😵
ファスナー生地の破れた😵など、
ファスナー部分が破損した場合、新しいファスナーを取り付けます。
ファスナー交換後、元々ついていたルイヴィトンのロゴマーク入りの引き手金具は
再利用できる場合再利用しますので、ファスナー全体の見た目も遜色なく修理することができます!
・料金:¥6,500〜
◆バッグの内袋・内張り交換
バッグの内側が合皮で作られている場合、経年劣化により加水分解がおき
ベトベトになって剥がれてしまうことがあります。
交換する場合、今後は劣化しないようにシャンタン生地という素材で新しく作り直します。
内袋にポケットやファスナーが有る場合も同じような作りにすることも可能ですし、ブランドタグも再利用できます。
・料金:20,000円〜
◆バッグのクリーニング・カラーリング
バッグのクリーニング
長年の使用による黒ずみ・色落ち・汚れは、水洗いではなく革専用クリーナーを使い、
汚れを浮かして汚れを除去するクリーニング方法で行なっています。
そのため、デリケートな革でもキズをつけることがなく安心です😊
クリーニングと同時にクリーナーに含まれている保湿剤を革に染み込ませている為、
乾燥による革のひび割れなども防ぐ事ができ、革本来の良い状態を保つ事ができます!
・料金:¥15,000〜
バッグのカラーリング
黒ずみやスレによる部分的な色落ちを修理する場合、先ほどご案内したクリーニングを行なった後、カラーリングをします。
状態のいい部分に合わせて色味を調合し、革の風合いや素材に応じて、それぞれに合った手法にて塗装を行います。
最後に光沢感を調整し、元の綺麗な状態に近づけます。
全体的な塗装はもちろんですが、気になる部分のみの部分カラーリングも承っております。
◆バッグのヌメ革の水シミについて
ヌメ革の水シミ・雨染みは、クリーニングで落とす事ができません。
ヌメ革の水シミ・雨染みの修理方法としては
①カラーリングで水ジミを隠す
②敢えて革をエイジング(経年変化)させ、革の色をトーンダウンし水シミを隠す
上記の2パターンご用意があります!
①はお好みの色へ変えることができますし、その後水ジミができる心配も無くなるので使いやすくなります。
②はせっかくのヌメ革だから革の風合いは失いたくない!という方におすすめです。
※この後の補修事例にどの様になるのか載せてありますので、ぜひご覧ください☺️
ルイヴィトンのコーティング(防汚・撥水)のご案内
当店独自で調合したコーティング剤であれば、
汚れ防止や撥水効果があり、経年劣化を抑制し、革本来の風合いを守ることができます!
もちろん、ルイヴィトンに使用されているヌメ革もコーティング可能!
新しいおカバンや財布など購入された際は、汚れなどトラブルが起きる前に
コーティング施工することをおすすめします💁♀️
…いかがだったでしょうか?ルイヴィトンのカバン修理のご検討の方に参考となれば幸いです。
お持ちのルイヴヴィトン製品でお困りのバッグや財布がありましたらお気軽にお問い合わせください。
さて、最後に今回の施工事例をご紹介します!
【Louis Vuitton(ルイヴィトン) モノグラム アルマ】
\ UP! /
お馴染みのヌメ革の雨ジミ補修ですね🧐
今回は「ヌメ革の風合いは消したくない」
というご依頼でしたので、塗装は一切行わず
ヌメ革をわざとエイジング(経年変化)させ色をトーンダウンし
雨ジミを目立たなくする方法で修理を行いました😊
さてさて、どのようになったのでしょうか・・・?
\ 底面 Before /
水ジミによりヌメ革がムラになってます…
\ 側面 Before /
雨染みでしょうか…?ムラが濃いです。
こちらを修理すると…
↓ ↓ ↓
\ after✨ /
\ UP!after /
\ 底面 after /
\ 側面 after /
深みのあるキャメル色に変わり
雨ジミも目立たなくなり綺麗な姿になりました☺️
エイジングを行うので、どうしても元の色より濃くはなってしまいますが
こちらの色もとても素敵です🙆♀️
今回の補修方法はヌメ革のコンディションによって行えない場合もありますが
「ヌメ革の雨染みを直したい!けど、ヌメ革の風合いは失いたくない!」
そんな時はぜひ一度ご相談ください🤲
革用の栄養クリームもいれて艶も戻ったので
またたくさん使っていただけると嬉しいです😌
ご依頼ありがとうございました。
▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲
leather repair sinceraではあらゆる種類の革製品の修理を承っております。
お客様の使い方やご要望、ご予算などによって、
革修理専門店ならではの様々なご提案をさせて頂きます。
まずはお気軽にお問い合わせください。