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2021.12.01
こんにちは。
革製品修理のleather repair sincera(シンセラ)です。
いつもブログをご覧頂きありがとうございます。
実際の革製品の修理実績をブログを通してご覧頂くことにより、
ご安心してお見積もりを出して頂けるように情報をお届けして参ります。
今回は、クリーニングを行ったエルメスのバーキンの修理事例を交えながら
革製品のクリーニングについてご案内したいと思います。
◆HERMES(エルメス)バーキンの誕生秘話
HERMES(エルメス)のバーキンが誕生したのは1984年。
ある日、飛行機の中でエルメスの社長であったジャン・ルイ・デュマ氏と
女優や歌手として活躍していたジェーン・バーキン氏が隣り合わせになります。
その時、彼女は持っていたバスケットにはみ出るほどの大量の物を詰め込んでいました。
その光景を見たデュマ氏が
「そのバスケットの中身が全て入るバッグをプレゼントしたい」
と、提案したことがきっかけとなり、世界中の女性が憧れる【バーキン】が誕生しました。
そんなエルメスの代表格ともいえるバッグ【バーキン】のクリーニングの補修事例です💁♀️
■Before
長年の使用によりせっかくの白色が汚れによりくすんでいます…
このままでは、なかなか使うのもためらってしまいますね😵
バッグは手に触れる機会が多いた分、黒ずみ汚れがつきやすいです。
なぜ黒ずみが付いてしまうのかというと
革の内部に手垢・油分・埃などが蓄積しまうことが原因とされています。
使用するうちに革表面のワックスが落ち、保護力が落ちることも関わっています。。
白い革だとなおさら汚れが目立ってしまいますね。
白色が甦ってまたお使いいただけるよう、クリーニングさせていただきました。
Before | After |
長年蓄積された汚れが取れ、かなり白が戻りました!
この時点でも綺麗にはなりましたが、
よく見るとハンドル部分と角スレによる色褪せはクリーニングだけでは解消できていません…
Before:ハンドルの黒ずみ | Before:角スレによる色褪せ |
そういった場合は、クリーニングを行った時点でのお写真をお客様へお送りし
どこまで修理するか相談させていただきます。
今回はご相談の結果、追加でハンドル部分と角スレのみ補色をし
ハンドル部分のコバも再生修理することにいたしました。
Before | After | |
前面 | ||
背面 | ||
サイド | ||
角スレ |
コバ | − |
20年ほど前にご友人から譲り受けた愛着のあるお品とのことで
爽やかな白が甦りお客様にも喜んでいただけました。
またたくさん使っていただけると嬉しいです。
特殊クリーナーを使ってバッグの汚れを除去し、革に栄養を与えながら汚れや・汗を取り除きます。
乾燥後、バッグ専用クリームで磨きます。
¥3,600〜
クリーニング後、角の擦れやパイピング(ふち)の擦れの補色をいたします。
¥10,000〜
クリーニング後、バッグ全体を色調整いたします。
クリーニング後、ご希望のお色に塗り替えます。
¥18,000〜
※料金はサイズや革素材により異なります。
詳しくはLINE・メール見積もりからぜひお問合せください。
今回の様な白いアイテムはもちろん、
お色が鮮やかなアイテムなどもスレ汚れが目立ちやすいといえます。
長年蓄積された汚れは簡単には落ちないですし
汚れを除去するのと同時に色褪せも解消できると良いですね◎🙆♀️
クリーニングと一緒にここも修理して欲しい!など
ご要望があればぜひお聞かせください。
お問い合わせお待ちしております。