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2022.01.14
こんにちは。
革製品修理のleather repair sincera(シンセラ)です。
いつもブログをご覧頂きありがとうございます。
実際の革製品の修理実績をブログを通してご覧頂くことにより、
ご安心してお見積もりを出して頂けるように情報をお届けして参ります。
今回は、HERMES(エルメス)ボリードの全体的なスレと色褪せの修理についてご案内させていただきます。
◆HERMES(エルメス)ボリードについて
「ボリード」が誕生したのは1923年。
実はあのバーキンよりも歴史が長いのです。
そもそもは自動車移動の際を想定して作られたバッグで
移動中バッグの中身が飛び出してしまわない様にファスナーをつけたことが始まりです。
今では当たり前のようにどんなバッグにも使われることの多いファスナーを
バッグに使おうと最初に試みたのはエルメスということです。
誕生から100年近く経った今でも、カジュアルさもありながら品もあり
使い勝手位のいいアイテムとして人気があります。
◆今回のご依頼
今回はそんな歴史を持つボリードの
程よい柔らかさを持ちながら、傷にも強く型崩れも起こしにくい素材「エプソン」で作られたお鞄の
全体的なスレと色褪せの修理依頼でした。
【Before】 |
【After】 |
傷には強い素材といわれている「エプソン」でも
やはり長年使っていると全体がスレにより色褪せてしまい
サイドはカデナにより黒ずんでしまっていました。
お客様と相談し、ステッチの色はそのまま残しておきたいとのことで
糸目に塗装がのらないよう慎重に修理させていただきました。
スレ部分などを始め、全体的に乾燥していたので
スレを滑らかにした後、下地を整え塗装を行いました。
お客様にもご満足いただけてとてもうれしいです。
ご依頼ありがとうございました!
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leather repair sinceraではあらゆる種類の革製品の修理を承っております。
お客様の使い方やご要望、ご予算などによって、
革修理専門店ならではの様々なご提案をさせて頂きます。
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