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2022.04.22
こんにちは。
革製品修理のleather repair sincera(シンセラ)です。
いつもブログをご覧頂きありがとうございます。
実際の革製品の修理実績をブログを通してご覧頂くことにより、
ご安心してお見積もりを出して頂けるように情報をお届けして参ります。
今回はFerragamo(フェラガモ)のキーケースの補修事例のご案内です。
◆革製品とアルコール
最近、
「革製品にアルコール消毒剤がついてしまい色が変色してしまった」
「アルコールが付着し白いシミがついてしまった」
などのご相談を多くいただきます。
今ではどこでも設置されているアルコール消毒剤が
思わぬアクシデントで起こしているようです。
では、なぜアルコールが革につくと変色してしまうのか?
その理由をお話ししたいと思います。
アルコールが革に付着すると、革に浸透します。
そして、アルコールが揮発する際に革に含まれている染料や油分なども
一緒に揮発してしまうので、シミや色落ちが起きてしまうのです。
革の油分や染料が揮発してシミになってしまった場合
すでに色が落ちてしまっているため
クリーニングでシミを落とすことはできません。
しかし、色が抜けてしまった革に補色して色を戻すことは可能なのです!
◆今回のご依頼
今回はアルコールウェットティッシュが付着してしまい
塗装が剥がれてしまったキーケースの補色のご依頼をいただきました。
【Before】 | 【After】 |
しっかり癒着してしまっていたウェットティッシュを除去し
下地を整えた後、外側のみ塗装いたしました。
また、内側にボールペンのような跡がついていたので
そちらも除去させていただきました。
よーく見ると若干の隆起はありますが
お使いいただく分には気にならない程度に戻せたかと思います。
またたくさん使っていただけると嬉しいです!
この度はご依頼ありがとうございました。
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leather repair sinceraではあらゆる種類の革製品の修理を承っております。
お客様の使い方やご要望、ご予算などによって、
革修理専門店ならではの様々なご提案をさせて頂きます。
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